不登校と保健室登校を繰り返していた小学2年生の娘が、他県に引っ越し&転校しました。
夫の転勤でやむを得ない引っ越しだったのですが、結果的に良かったのかなと。
当初は、娘の事を担任に話したり付き添いで登校したりとフォローが必要でした。
不登校の子供を抱える親は、転校させるべきなのかと悩みますよね。転校させたからといって100%行けるようになるとも限りませんし難しいところです。
でも、不登校の理由によっては、転校もありなのだという事が分かりました。
不登校と保健室登校を繰り返していた期間は2年生の6月~12月の6ヶ月です。
子供の不登校で転校を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
不登校の小学生が転校するメリットデメリット
転校のメリットは大きく環境が変わる事ですが、同時にデメリットもあります。
実際に転校してみないと分からないという賭けになりますが、何もしないよりは転校させてみるのも方法の一つです。
学区と学区の間にお住いの方で隣の小学校に転校など、引っ越しを伴わない転校ならさせやすいです。
転校はある意味賭けだった
上にも書いたように、娘の転校はある意味賭けでした。
不登校、保健室登校になった理由が、担任が怖いからでした。
関連記事子供から「担任の先生が怖くて学校行きたくない」と言われ先生に直接言ってみた
担任が原因とはいえ、実際に転校してみないと分からないという面が大きかったです。
幸いなことに、転校先の学校が転校生が多い学校で、先生も生徒も受け入れに慣れているようでした。
1月からという学期途中の転校でしたが、うちの他にも2組転校生がいらっしゃいました。
自分たち以外にも転校生がいたことで子供も安心したようです。
初の登校日には、沢山の友達が休み時間に声をかけて遊びに誘ってくれたと喜んで帰ってきました。
担任には以前の学校で不登校だったことを報告
担任には、娘の性格(繊細・人前で話すのが苦手)、不登校と保健室登校を繰り返していたことを話しておきました。
担任に不登校だったことを話すか悩みましたが、結果的に話しておいてよかったです。
何より私の安心感が違いました。
先生もそれを踏まえて娘の対応を考えてくださいました。
やはり、半年授業を受けていないとなると、多少の遅れはありますのでそこも考慮してくださいました。
担任に以前の学校で不登校だったことを伝えたのは娘には内緒にしています。
転校先で登校できてもしばらく安心はできなかった
転校先でも、下のような理由で学校行きたくないという事がありました。
転校初日は、お友達が休み時間に声をかけてくれて校庭で鬼ごっこをしたと喜んで帰ってきましたが、だんだんと声をかけられなくなり、、(クラスで転校生が特別な存在ではなくなってきた)
「友達がいない、休み時間遊んでくれる友達がいない」とこぼすようになりました。
授業で黒板を写すのも不登校で半年以上やってこなかったため、時間がかかったようで「遅れていることが恥ずかしい」と気にしていて。
日直で前に出て話すことや、授業での発表も恥ずかしくてできず、休みたいとも言うように。
幸いなことに担任がとてもいい先生で、都度相談する事で娘の不安をなくしていき、転校から3か月目で普通に学校へ行けるようになりました。(それまで遅刻して行ったりが数回ありました)
相談するたびに担任が対応してくれたことは、無理強いはさせない事でした。
転校してきてまだ環境になじめていない状態、無理して前で発表はさせないのがよいと考えてくれているようでした。
このおかげで娘も学校に何とか通えています。
不登校の子が転校して成功するポイント
不登校だった子供が転校して100%成功するとも限りません。
転校先の学校の対応や、担任の対応など運の面も大きいです。
ですが、以下のような理由で不登校になっているなら思い切って転校させてみるのも良いかと思います。
不登校の理由が明確なら転校もありです。(対応策を考えられるから。)
なぜ学校へ行けないのか分からない状態ですと、転校先での学校でもまた行けなくなる可能性もあります。
学校が嫌いで不登校になってしまっているなら、なぜ学校が嫌いなのかを聞く必要があります。
学校嫌いの中に先生が怖い、友達にいじめられている、授業についていけないなどの問題が潜んでいる場合があります。それが分かれば転校もしやすくなります。(もちろん転校先でも対応は必要です)
基本的に学校が好きであれば(学校が楽しいと言ったことがあるなど)環境を変えて転校しても、うまくやっていける可能性があります。
不登校中でも友達と遊べる余裕があるなど、完全な引きこもり状態になっていなければ、転校先の学校でもお友達とコミュニケーションとれるエネルギーはあるはずです。
家庭でした声かけ
不登校になるのは、自己肯定感が低い。という事も関係しているというのをスクールカウンセラーから言われたことがあります。
なので、とにかく学校に行けていることを褒めてあげるようにしました。
それ以外にも褒める回数を意識的に増やすと言った感じで。
1日褒めちぎっています。
そうすることで、娘も頑張れるようでした。
「学校へ頑張って行っていることを褒めてくれたら頑張れる」と言っていました。
現在の娘の様子
転校して3ヶ月目で、友達もできてきたようで休み時間も楽しくお友達と遊んでいるようです。
授業にもだいぶ慣れてきて、自分の考えなども言えるようになってきたそうです。
同じ家の方向のお友達と一緒に帰ってくるのですが、遊びに誘われるらしく毎日のように家に帰るとランドセルを置いてまたすぐに遊びに行ってしまいます。
以前よりも声にもハリが出てきて生き生きと過ごしているのでホッとしています。
まとめ
2年生の6月~12月の6ヶ月間、保健室登校と不登校を繰り返していた2年生の娘が他県へ引っ越し、転校をしてどうだったかを書かせていただきました。
現在も行けてはいるものの、まだ安定はしていません。
転校先でもしばらくはクラスになじむのに時間がかかったり、黒板を写すのに時間がかかる、人前で発表するのが恥ずかしい、などという理由から学校行きたくないという事が何度もありました。
幸いなことに担任が都度対応してくれたおかげで、何とか行く事ができています。
私としては、転校はしてよかったと感じます。
娘に聞いてみても、転校してよかったと言ってくれます。
不登校で子供を転校させた方が良いのかと悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
※追記
転校してから4か月目に入り3年生になりました。クラス替えもありましたが、仲の良いお友達と一緒のクラスになり学校にも慣れてきて楽しく登校できています。
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