実家が遠方だと里帰り出産するママが多いですが、逆に「里帰り出産しないで、自宅に親が来てもらうのはどうなんだろう」と考えるママも多いのではないでしょうか。
わたしの実家は横浜にあるのですが、里帰りはせずに1人目は大阪で出産、2人目は三重で出産しました。
とはいえ、出産後ひとりで子供を見るのは無理があると思い、わたしの母親に来てもらい手伝ってもらいました。
結果、メリットがたくさんあって里帰りはしなくてよかったと思っています。
なぜ里帰り出産をしなかったのか、自宅での子育てスタートで夫はどうだったか、来てもらった親は何をしてくれたか、心配だったことや里帰りしないメリットなどを書いていきます。
里帰り出産しない方向で考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
里帰り出産したかったけどできなかったワケ
わたしが1人目を大阪で出産したのが2011年でした。(この時は大阪に住んでいました)
妊娠が分かった時には、里帰りして出産する気満々だったので、実家近くの産婦人科へ1度かかり予約するところまで話はすすんでいました。
が・・・・
妊娠6か月の頃、東日本大震災がおきました。
実家のある横浜でも、放射能が危ないなどと言いはじめ、
「大阪にいるならこっちに来ないほうがいい。なんなら、わたし(母)が行くから!」と母親から説得されました。
わたしたちの健康を思ってのことなので、しょうがないと泣く泣く里帰り出産はあきらめました。
「出産後は実家でのんびりしたかったけど、親が来てくれるからいいか。」
と前向きに考えることにしました。
不安をかかえながらもいざ出産、自宅での子育てスタートが思っている以上によかったのです。
それでも2人目の時は「今度こそ里帰り出産!!」と夢を描いていたのですが。。。。
実家には猫がいまして、上の子が猫アレルギーのため、実家に長期間いることができず里帰り出産はあきらめました。
わたしの気持ちどうこうよりも、物理的に無理となった里帰り出産だったのです。
親に来てもらうにあたって気をつかったこと
家で血のつながらない他人同士である、わたしの母と夫が住むという事で、この2つが気がかりに。。。。
ですが夫はわたしの母が来ることに快くOKと言ってくれました。
そもそも、わたし1人で赤ちゃんの世話をさせるより、母が来てもらった方が安心と思ってくれていたようです。
夫と私の2人だけで出産後の生活をスタートさせると夫にも負担がいきますしね。
【部屋の問題】
母が1人になれるお部屋が1部屋あいていたのでここはクリアしました。プライバシーはやっぱり大事で夫と母お互いのためでもあります。
【夫と私の母の仲】
こちらも良好でした。男の人は普段仕事で家にいないので、わたしの親とも顔を合わせている時間も少ないからなのでしょうね。
母が何日泊っても平気みたいです。
それよりも、里帰りせずこちらで産んでくれることに大喜びでした。
里帰りしないで親に来てもらった感想
里帰りしない出産、これが「予想以上によかった!!」というのが率直な感想です。
を順番に書いていきます。
親に来てもらう期間はどれくらいがベストなのか
親に来てもらうとしたらどれくらいの期間がベストなのかといいますと、2週間~1か月前後かなという印象です。
下はわたしの出産時、親がいてくれた期間です。
1人目の時:出産後1か月
2人目の時:出産予定日1週間前~出産後2週間
1人目の出産時、母にはわたしが退院してから来てもらいました。産後1か月ほど家でお手伝いをしてくれました。
2人目の出産時は、入院中に下の子の面倒はどうするといった問題が出てきます。
下の子の面倒を見てもらわないといけなかったので、母には出産予定日の1週間前くらいに来てもらいました。退院後は2週間家にいてくれてお手伝いしてもらいました。
2人目でわたしも赤ちゃんには慣れていたはずですが、2週間では少なかったです。1人目の時と同じく1か月くらいいてほしかったーというのが本音です。
でも、親が自宅に泊まり込みで来てもらう場合は、産後2週間から1か月いてくれたら十分かなとも思います。
出産で実家に里帰りしている友達は2か月~3か月は実家にいたりするので、それと比べると少ないですよね。
親が自宅に来てくれたら、いつ入院となってもいいように家の勝手を覚えてもらうとよいです。
「何がどこにあって」「洗濯機の使い方」「電子レンジの使い方」「掃除機の場所」などなど
家電の使い方は、親世代だと覚えるのにも時間がかかるので説明書なども渡しておきました。
親がしてくれたこととわたしがしていたこと
家で親がしてくれたことはこちらです。
2人目の時は、親には家事全般やってくれていたのと、出産時に上の子を家で見ててもらったりと、1人目出産の時よりさらに手伝ってくれることが増え大変だったはずです。
わたしは何してたんだとなりますが、、、赤ちゃんのお世話に集中していました。
授乳とおむつ替えの繰り返しですが。。。。とにかくおむつ替えの多さにびっくりで夕方になれば「沐浴」と一日あっという間でした。
赤ちゃんは夜寝たかと思えは夜中授乳で起こされます。いざ子供が産まれると思った以上にハードでした。
赤ちゃんが寝ている時に家事などしようと思えばできたのですが、慣れない子育てで疲れも出ていたのでその時もわたしも一緒に赤ちゃんと寝ていました。
「床上げ」という言葉を口実に、産後2~3週間は身体が回復するまでゆっくりさせてもらいました。
それと初めての赤ちゃんは、「これってどうなの?どうしたらいいの?」が次々出てくるのです。
日中1人で赤ちゃんを見ているよりも、家の中に1人相談相手がいるだけで心強かったです。世間話もできますし気がまぎれます。
いざ親が帰るとなると、1人でやっていけるか不安で仕方ありませんでした。
家で話す相手がいなくなるのはもちろん寂しいし、赤ちゃん見ながら家事をこなせるのかが心配でした。
特に料理。料理って家事の中でも一番大変なんですよね。
しばらくの間は夫が数日分まとめてご飯を作りおきしてくれました。
本当に赤ちゃんを見ながらの家事は、慣れるまで大変です。
でも慣れていくものなんですね。
親に来てもらうことで心配だったこと
親が家に来てくれることで心配していたことは、この環境で生活できるかです。
車の運転できるできないで親の負担が違います。
- 都会から田舎に来てもらう
- 田舎から都会に来てもらう
都会から田舎に来てもらうには、親が車の運転できるできないかは結構重要です。
1人目の時は大阪に住んでいて、家の目の前がスーパーだったので問題ありませんでした。
問題は2人目の時。スーパーどうやって行こう問題。
自宅からスーパーまでは、歩いて30分の距離。出産が真夏だったので熱中症の心配も。
結局、涼しい朝のうちに毎日自転車で買い物に行ってくれていました。
それと、家から病院も車でないと行けない距離でしたので、陣痛が来てわたしが自分で運転していけない場合を考え、タクシー会社の電話番号も事前に調べておきました。
結局は、夫がいる時に陣痛が来たので、夫が病院まで送ってくれました。
里帰りしないメリット
里帰りしない出産をしたわけですが、メリットがたくさんありました。
夫が出産直後から育児に参加できる
赤ちゃんは夫婦の子ですから、産まれた直後から夫が育児に参加できたことは本当によかったと思っています。
里帰り出産したい!!と意気込んでいたわたしも、内心「夫には産まれたばかりの赤ちゃんを見てほしいし育児に参加してほしい」という思いがありました。
それが里帰り出産しないことで解決。結果よかったねとなりました。
夫も新生児とよばれる短い時期に一緒に赤ちゃんと生活できたことはずっと心に残っているようです。
当時、夫が育児に意欲的だったというのもありますが、そうだったからこそ夫が赤ちゃんのそばにいられて良かったと思っています。
夫が出産に立ち会える
里帰りしてしまうと、夫は仕事の関係で出産に立ち会えない可能性の方が大きくなります。
夫は「出産に立ち会いたい!!」という人だったので、その希望が叶えられてよかったです。
わたしは「立ち合い出産、してくれなくてもいいけど。。。」な~んて思っていたんですが、(言えないですけど)
あとになって出産の時の事を話してくれたりして、立ち会ってもらってよかったなと思っています。
ママは産むことに必死なので、冷静に出産の事なんて思い出せないし覚えてないんです。
夫は子供を出産した時の事を今でもリアルに覚えています。
転院せずにずっと同じ先生に診てもらえて安心
妊娠中に転院をしなければいけないのって結構エネルギーいるし大変なんです。
それまで築いてきた先生との関係も途切れてしまい、また新しい先生と関係を築いていかなければならないのに不安に感じていました。
一度実家の近くの病院にもかからないといけなかったりで。。。自宅から実家まで遠いと妊娠中に行ったり来たりで意外と大変で。
里帰りしないことで身重な体で移動もないのでバタバタすることもないし、余計な心配はしなくて済みました。
出産後環境の変化がない
出産後から自宅で育児をしていくので、親が帰った後でも自宅での生活にすぐに慣れることができます。
慣れるというか、もともと自分の家ですので色々とやりやすいです。
里帰りして実家で育児をするよりも、勝手は分かっているしで気をつかう事もないく快適でした。
逆に里帰りしたとして実家の環境に慣れてしまっていたら、帰りたくなくなっていたかもしれません。
実家から自宅に帰ってきても環境は変わるわ、突然始まる1人の育児に戸惑っていたことでしょう。
出産後1人で乗り切ることはできるか
出産後、里帰りもせず、親にもきてもらわず一人で乗り切ることはできなくはないでしょう。
実際わたしは2人目のとき、産後親にお世話になったのが2週間ですので、それ以降ほぼ1人で新生児と2歳児の2人の育児をしていました。
ただ、困るのが食材の買い出し。
赤ちゃんも首がすわるようになれば、抱っこ紐に入れて買い物も楽勝なんですが、首がすわるまでは買い物も行きずらいです。なので夫がいる時に1週間分まとめて買い物していました。
それが出来なければ、生協などの宅配をされるのをおすすめします。わたしも2人目が産まれたばかりのころはコープ宅配にお世話になっていました。
とりあえずコープの宅配メインで注文しておき、足りないものをスーパーで買い足すうという方法をとっていました。
買い物どころか料理もできないというママは、おかず宅配というのもおすすめです。
予め調理されたお料理が冷凍で自宅に届き、湯煎や流水による解凍できあがりと、産後のママには嬉しいサービスです。
毎日ではなくても冷凍保存しておけますので、どうしても作れないときになどご自分で好きな分だけ食べることができます。
まとめ
わたしが子供2人を出産した時、里帰り出産しないで親に来てもらった感想を書きました。
里帰りしないメリットはこちらです。
世間的には里帰り出産が一般的になっているイメージですが、事情があって里帰りしたくてもできない方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
あえて里帰りしないという選択もそれはそれでメリットがあるのでおすすめです。
わたしは「親に来てもらえる」というありがたい立場でしたが、旦那さんが家事育児に協力的であれば、夫婦だけでもなんとかなってしまうとは思います。
とはいえ産後一人では無理があるので、頼める人がいれば誰かしらのサポートはあった方がいいです。
この記事が、里帰りしない出産を考えているママに少しでも参考になれば嬉しいです。
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