2019年11月、三重県名張市にある「赤目四十八滝」へ紅葉を見に行ってきました。
三重県でも人気のある観光スポットで、以前から行ってみたかった場所なのですが、やっと念願が叶いました。
以前行ったことのある夫から川沿いの遊歩道を歩く感じと聞いたので、ちょっとしたウォーキングコースなのかなと思っていましたが、私にとってはトレッキングコースでした。
そうは言っても深い渓谷の中を歩き、いい運動になりましたし景色は素晴らしかったです。
早速歩いたハイキングコースをご紹介していきます。ちなみに時間がなくて(疲れて?)スタート地点から2.6kmほどの荷担滝までしか行けませんでした。
6歳と8歳の子供も連れていきましたが、子供たちは疲れ知らずで楽しんでいました。
その他にも赤目四十八滝へのアクセス方法や駐車場、おすすめのへこきまんじゅう、服装についてや最寄りの日帰り温泉についても書いてあります。
これから行かれる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
赤目四十八滝とは?
「赤目四十八滝」という名前から、滝が48あるのかと思っていたのですがどうやら違うみたいです。
日本に数ある四十八滝のうちの1つなんですって。そして四十八とは滝の多さを表すんだそうです。
それもそのはず歩いていて、絶対滝は48もなかったよなって思いましたもん。
赤目四十八滝の中でも、特に見どころとなる大きな滝を「赤目五爆」と呼んでいます。
・不動滝(ふどうだき)
・千手滝(せんじゅだき)
・布曳滝(ぬのびきだき)
・荷担滝(にないだき)
・琵琶滝(びわだき)
歩いていて実際に「わ~滝だ~!」となるのはこの赤目五爆でした。
その他の滝は、滝の存在にすら気が付かないものもありました。
そして赤目四十八滝渓谷は「平成の名水百選」「日本の滝100選」「森林浴の森100選」「遊歩100選」にも選ばれています。
本当に想像を超えた自然豊かな場所でした。
赤目四十八滝 アクセス方法と駐車場
【電車での行き方】
「近鉄大阪線 赤目口駅」下車。三重交通の路線バス「11 赤目線 赤目滝行き」に乗車し、約10分で到着します。
【車での行き方】
国道165号から赤目口駅を通り過ぎ567号線を走っていきます。赤目口駅から約10分で到着します。
住所:〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂
駐車場は渓谷入り口の手前にいくつかありますので、車で来られる場合は赤目四十八滝の渓谷入り口を目指してきていただければその途中で停められると思います。
こちら567号で赤目四十八滝方に向かってきてすぐの駐車場です。写真は走ってきた方を撮っています。
私達は今回こちらの駐車場に停めました。この駐車場が一番大きいように思いました。少し並びましたが係の方が誘導してくれるので、無事空いた場所に停めることができました。
縦列駐車でしたので鍵を預けました。駐車料金は忘れてしまいましたが、1000円位だった気がします。
この手前でも、係の人が誘導している小さめの駐車場がありましたが、そに停めると赤目四十八滝入り口までかなり歩かなければなりません。
なのでこちらの駐車場がおすすめです。
車を降りて渓谷入り口に向かいます。
途中歩いていくと駐車場がちょこちょことありました。
赤目四十八滝の入場料
先ほどの駐車場から5分程歩くと渓谷入り口です。こちらで入場料を払います。
大人 500円
子供(小学生・中学生)250円
散策マップと入場券です。
ちなみに、ここの建物の中は「日本サンショウウオセンター」となっていて、特別天然記念物に指定されている「オオサンショウウオ」の水槽が沢山あり、間近に見ることができます。
こんな感じで。その姿はまさに「生きた化石」ですね。
こんなにオオサンショウウオ見ることはないだろうってくらいオオサンショウウオを見た後は、ハイキングスタートです。
赤目四十八滝 ハイキングコース紹介
こちら入り口でいただいたパンフレットです。なになに、最後まで行くと片道約4キロ。ちょっと4キロって~。聞いてないです聞いてない。とりあえず行けるとこまで行こうとハイキングスタートです。
パンフレットでいう緑ラインのゆったり散策コースと紫ラインの渓谷ハイキングコースを歩きました。
所要時間は約4キロを徒歩で1時間半~かかる見込みです。
この時すでに12時で遅めの入山。暗くなる前に入り口に戻ってこなければいけません。午後になるとアナウンスが入りますので良く聞かれるようにしてください。
ゆっくりと散策されたい方は、午前中に到着されるとよいかと思います。
渓谷入り口からすぐの場所です。すでに深い山の中といった感じです。
大きな岩に圧倒されます。
開けた場所に出ました。遊歩道になっています。
ライトアップ用にセッティングされた竹の筒です。
霊蛇滝広場です。こちらにもライトアップ用の竹が沢山ありました。
霊蛇滝です。赤目五爆には入っていませんが、見ごたえのある滝でした。
こちらが赤目五爆の1つ目の滝「不動滝」です。高さ15mから落ちる滝です。明治の中頃まではこの先へは進めなかったそうです。神秘的で素敵です。
不動滝を過ぎたあたり、「乙女滝」付近で昼食をとっている人が多数いたので、私たちもここでランチをしようとなりました。
この先にも、ランチをできる場所が沢山あったので無理してここで取る必要もなかったなと後から思いました。
一応レジャーシートを持ってきましたが役に立ちました。
駐車場近くの「赤目観光ハウス」で購入した、炊き込みご飯とお稲荷さんと持ち込みしたおにぎりです。こちらを家族4人で分けました。
お弁当は「赤目観光ハウス」以外のお店でも購入することができます。詳しくは赤目四十八滝公式サイトをご覧ください。
もちろん、お家で手作りのお弁当を作って持ち込みも問題ありません。
まだそんなに歩いていなかったため寒くて、温かい飲み物を水筒に入れて持ってきていたのですが正解でした。
昼食もとり、また歩き始めます。それにしても巨大な岩がゴロゴロとしてすごいです。
綺麗に紅葉していました。
こちら八畳岩です。あまりにもすごい岩なので岩の中で写真を撮りました。どこにいるのか分からないですね。
写真中央の茶色い建物がスタート地点から初めてのトイレです。
こちらのおトイレ、環境の為にトイレットペーパーは流さずにごみ箱に捨てるというスタイルです。ついつい勢いでトイレットペーパーを流しそうになってしまいます。皆さん気を付けてください。
こちらも赤目五爆で2番目に出てくる「千手滝」です。15mの高さから落ちる滝です。岩を伝って千手のように落水することからこの名が付けられたともいわれています。
千手滝を過ぎすぐにまた3番目の赤目五爆「布曳滝」です。一条の布をかけたように落ちる滝からこの名前が付けられました。写真では分かりにくいですがこちらも大きな滝でした。
ここを過ぎたあたりから、ハードになってきます。階段のアップダウンがすごいです。
それもそのはずハイキングコースの地図でも、それまでゆったり散策コースとなっていたのが、ここから渓谷ハイキングコースに変わっていました。
こんな風に階段が現れ、山を登っていきます。
階段を登り切り、布曳滝を見ていた場所を見下ろしています。すごい登ってきたのが分かりますか?
で、また下ります。このあたり開けていて綺麗です。
今度は左が川になり、さらに巨大な岩の横を歩いていきます。
ここでもベンチが置いてあったのでランチができそうですね。
こちら百畳岩です。こちらの岩に腰かけて昼食をとられている方が多かったです。
当初、百畳岩までにしようという話でしたが、この時13:30。もう少し行けそうでしたので、荷担滝まで行くことにしました。
百畳岩から荷担滝まで30分でした。
この先まで行く場合、百畳岩まで15:30までには戻ってくるようにというアナウンスがありました。季節によって時間も異なってくるかと思いますので注意してください。
荷担滝に行く途中、またまたランチができそうなスペースがありました。
「斜滝」です。これも滝というんだというくらい小さくてかわいい滝ですね。
またまた階段を登ります。この階段を上りきれば荷担滝です。
4番目の赤目五爆「荷担滝」です。渓谷で一番きれいな景色とされています。本当に美しい景色です。
この時点で14時。無理はせずにここで引き返すことにしました。
赤目五爆の「琵琶滝」は見ることができず残念ですが、4つの見どころが見られたのでここまででも満足です。それより運動不足の私は足がガクガクでした。
渓谷入り口まで戻ってくると近くのお店でサイダーを買って飲みました。
写真なんかいいから早く飲ませてという娘の手が忍び寄ります。
たまきやのへこきまんじゅうは感動ものの美味しさ!
駐車場へ向かう途中、赤目ビジターセンタの目の前のへこきまんじゅう屋さんに大行列ができていました。
到着した時は行列などできていなく、そこまで興味もなかったのですが、こんなに大行列ですと買わない訳にはいきません。
はい、並びました。
まんじゅうの種類は7種類。どれにしようか迷いましたがあんこの入った「金のへこき」とクリームチーズ&クランベリーの入った「へこきち」を買ってみました。
じゃん。香ばしく焼けて美味しそう。
こちらは粒あん。粒あんは想像通りで普通に美味しいです。
こちらがクリームチーズ&クランベリーです。
皮はとっても柔らかく、とにかくサツマイモなんです。で、ほんのり甘くてめちゃめちゃ美味しい!
とにかくクリームチーズ&クランベリーがサツマイモの皮にとっても合って予想を超える美味しさでした。これは女の人は好きだと思います。
夫も粒あんよりこのクリームチーズのが美味しいと言っていました。皆さんもぜひ食べてみてください。
お団子好きの娘は、お団子を見つけて食べたいというので・・・
へこきまんじゅう屋さんの近くの焼だんごを買いました。
注文するとこんな風に焼いてくれます。
お団子が焼けたら味噌を付けてくれました。
このピンク色のお団子は紫イモ味です。子供にも食べやすいお味でした。
お団子を食べながら駐車場へ戻りました。いい運動をした後のスイーツはたまりません。
赤目四十八滝でハイキングする際の服装について
・ハイキングのための服装
・長シャツ(夏場は半袖でも構いません。)
・長ズボン(夏場でも長ズボンをはきましょう。)
・帽子(日焼けよけ、日射病予防に)
・トレッキングシューズまたは履きなれた歩きやすい靴
・ジャケット(防寒具になり、脱ぎ着できるもの)
・着替え(汗をかいて下山した時のため)
・手袋(防寒具、怪我防止)
※季節に応じて重ね着の調節をしてください。・ハイキングのための準備物
・リュック
・水(水分補給は多く取りましょう。)
・タオル
・雨具(山の天気は変わりやすいので防寒具やカッパ等)
・ごみ袋(渓谷内にはごみ箱は設置しておりません。)引用:赤目四十八滝公式サイト
赤目四十八滝の公式サイトには上記のように書かれていました。
私が行ったのが11月。山の中ですので結構ひんやりと寒かったのを覚えています。
寒がりの私は、中には上下ヒートテックに服はセーターとジーパン、上着にダウンコートを着て行きました。これでも歩く前は寒く、歩いたら丁度といった具合でした。
特に冷えやすい女性は夏でも薄手のジャケットがあると安心なのではないかと思います。
赤目四十八滝周辺の日帰り温泉
いただいたパンフレットにも載っていた、以下でどちらかの温泉に行こうかと思っていたのですが、どちらの温泉も休日と休前日は営業終了時間が早く残念ながら入ることができませんでした。
・赤目温泉隠れの湯 対泉閣
こちらは、赤目四十八滝入り口の近くにあります。
住所:〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂682
TEL:0595-63-1126
平日10:30~19:00
休日・休前日10:30~16:00
日帰り:大人850円/小人500円
・赤目温泉 山の湯 湯元赤目 山水園
こちらは赤目四十八滝から車で7分程の距離です。
住所:〒518-0464 三重県名張市赤目町1203
TEL:0595-63-1034
平日10:00~21:00
休日・休前日10:00~15:00
日帰り:大人800円/小人500円
どうしても温泉に入って帰りたかったので、「名張の湯」へ行くことにしました。赤目四十八滝の駐車場から車で20分程でした。
・天然日帰り温泉「癒しの里 名張の湯」
住所:〒518-0772 三重県名張市希央台2番町77−1
TEL:0595-28-5526
営業時間:10:00~0:00
利用料金:大人800円/小人(小学生まで)400円
建物は新しく綺麗でした。
名張の湯はスーパー銭湯なのかと思いきや、ちゃんとした温泉でした。
受付を済ませて中へ入るとこんな感じです。
女湯の入り口です。
男湯の入り口。
名張の湯では露天風呂、壺湯、寝湯など色々なお風呂が楽しめます。赤外線サウナや塩サウナもありました。
出展:名張の湯公式サイト
中は写真が撮れないので、サイトから画像をお借りしました。温泉はこんなイメージです。中にはテレビもあり、のんびりと入ってる方がたくさんいらっしゃいました。
その他の写真は上記のリンクからご覧ください。
休憩スペースもありました。家族とは出た後ここで待ち合わせです。
入り口近くにはレストランもあります。焼肉をはじめ和食や洋食、韓国料理とバリエーション豊富ですので家族で楽しめるかと思います。
温泉の隣の建物「とれたて名張交流館」では地物の野菜、果物をはじめ、パンや加工品、名張市の銘菓、おみやげなどが売っていました。
営業時間:9:00~18:00
まとめ
赤目四十八滝のハイキングコースの紹介を中心に書かせていただきました。
どこまで行くかにもよりますが中盤辺りから、軽いハイキングではなくなります。運動不足の方はくれぐれも体力と相談して無理はなさらないようにしてください。
それでも、日本にこんな場所があったんだというくらいスケールの大きい素晴らしい景色を楽しむことができますので行く価値はあり、本当におすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。これから行かれる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
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